コレクション: シルバー・スレッド・ワイナリー

オーナーワインメーカーのポール・ブロックとシャノン・ブロッグは、 フィンガーレイクス地方を有名にした新世代の若いワインの造り手 です。2011年からシルバースレッドを切り盛りする夫妻は、 40年の歴史をもつこのワイナリーを表情豊かな、ナチュラールワインに注目し、次の段階に進めました。

ぶどう園は、有機農業システムで、化学肥料を使わず、栽培しています。小型バッチで製造する方法では、生産量は3000ケースにしか なりません。ラベルの亀の絵は、地元のネイティブアメリカンのアート作品で、 私たちにワインの贈り物を与えてくれる大地と水を大切にすることを思い出させてくれます。

運境への責任と持続可能性。

シルバースレッドはゴミゼロ実践企業です。それは、ワインを作り、 売るのに使われたすべてのものを、推肥に使い、再利用し、 リサイクルすることを意味します。ぶどう園の剪定、ぶどうのしぼりカス（残った皮や種）は推肥にされ、ぶどう園の土壌にまかれます。発酵後に残った酵母はすべて ぶどう園にまかれます。パッケージ(ボトル、コック、段ボール箱も）100%再生されたものから造られています。ブロック夫妻は、今までとちがう手法で、最大の収穫がえられるように栽培システムを追求し続けています。 シルバースレッドは、自然と調和し、表現力のある熟成 されたワインを作り続けています。

2015年には、28kWの太陽光発電システムを導入しました。 夏には、余剰電力を販売するほどで、冬は自家発電を使用しています。 太陽光発電システムは、予想を上回り、100%以上の 電力を生産しています。

ガラスボトルの重量は生産コストを増加させ、輸送に必要な燃料コストも増加させますので、シルバースレッドワインでは、還境にやさしく業界平均より30%軽いエコガラスボトルに瓶詰めされます。 輸送による炭素排出量を削減するため、アメリカ製のガラスを使用しています。

私たちの取り組みは健全な発酵以外、他には何もありません。ぶどう園を最高のぶどう園にし、ワインそのものに語らせることです。ワインの良し悪しはぶどうの成長期、収穫日、 収穫日のぶどうの選別によって決まります。収穫後、ぶどうに手を加えることはしないので、甘味、酸味、タンニン、色などの 数値は、いつも自然で、混じり気のないものなのです。

私たちの理念。

シルバースレッドでは、『テロワール』、すなわち『土地（土、土壌、大地）の要素』、『気候の要素』、『経験的要素』を総合したぶどう作り・ワイン造りの環境に真摯に向き合い、ワインを造ることで、フィンガーレイクス地域の評価を向上していくことを目指しています。

シルバースレッドワインはスモールバッチといわれる少量生産で極めて純粋に、ありのままに生み出しています。ワインひとつひとつに造り手の思いが込められています。